冒険の書
とある休日、駅前の好日山荘でぼうしをみた。夏向けの日差しをよける、つばの大きな、でも涼し気なやつを探していたが、うーん、ないか。
右にまがってドアから出ようとして、チラッと写真が目についた。若いきれいな女性。ん?、「冒険の書」?どこなんだろ?と一瞬手にとりかけて、荷物になるな。と考えなおし、帰りにみてみることにしようとあとにした。
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翌日、新幹線のなかで気づいた、あっ、忘れてた、なんて本だったかな?
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そんなこんなで1週間が過ぎ、なんとなく気になってGoogle先生にたずねてみた。「女子高生、ヒマラヤ、登山」、でた、「冒険の書」南谷真鈴、本屋で探すと、1冊だけあるとでた。
購入して早速読んでみた。
まずタイトルがいい。「冒険の書」、むかしのドラクエを連想してうれしくなった。表紙の写真がいい。かわいいじゃん。どれどれ、冒険をよんでみよう。
表紙の裏をみてびっくり、標高8848mのエベレスト山頂にて、とある。えーっ、うそやろ。とてもそんなとこにみえなかったので、、、
なんと7大陸最高峰踏破とある。ひえーっ、そ、そうなん?
あとはすぐ読めた。なんか簡単そうに書いてるけど内容はすさまじい。しかも大学受験しながらやったそうな。そんな女の子がいまどきの子なのか、それとも特殊なのか、はて。
あんまし書くとつまらなくなるので感動の一文でしめておこう。
目的に向かい、情熱によって動かされる人間の意志より強いものなどない。
自分自身を信じる力は、もはや奇跡だ。
(登頂日の日記より)